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ちょうど3年程前、草津のある手話サークルにひょんなきっかけで通い始め、
そのサークルの仲間との出会いで、
手話はもちろんですが、人として大切なことをいっぱい学びました。


息子たちに一番最初に教えた手話は、『愛してる』

手話で『愛してる』という表現は、片手をグーにして、もう片手で優しくグルグルっとなでます。

頭をなでる様子からきているようで、『大切』という表現も同じです。




この『愛してる』は魔法の言葉。。。

忘れもしない、まだ二男が幼稚園に通っていた頃・・・
幼稚園に着いても、私にしがみついて、泣いていた時期がありました。

先生は、「お母さんはお仕事があって忙しいから、泣きやもうね。」と二男を説得しつつ、
私に「早く帰って下さい」と目で合図を送ります。

後ろ髪をひかれる思いで帰るのですが、二男の泣き声はさらに大きくなるし、
私を目でずーっと追っています・・・。

ふとその時、遠くから手話で『愛してる』を二男に向かってやってみました。
何度も何度もグルグル、グルグル・・・

それを見た二男は泣きやみ、泣きはらしたぐちゃぐちゃの顔で、グルグルっと返してくれました。



その時以来、何かあったら手話で『愛してる』を連発している私・・・
逆に私が落ち込んでいたら、息子たちは何も言わずにグルグルグルグル・・・
私が笑顔になるまでしてくれます・・・。


耳が聞こえるのに手話で会話なんかするな！って怒られてしまうかもしれませんが、
手話を通じて言葉の素晴らしさ、伝えることの大切さを・・・心から感じるのです。



この先、息子たちが耳の不自由な方と恋愛するかもしれません。
どこかで何か助けてもらうことがあるかもしれません。


その時に心をこめて『愛してる』　『ありがとう』と手話で伝えられたら素敵ですよね。


今は毎日、「お母さん、世界で一番愛してる。おやすみ。」と手話でしてから、眠りにつく息子。

そんな寝顔をみながら、『愛してる』は幸せになる魔法の言葉だな・・・って思う私でした。


今日は大切な手話友の誕生日…おめでとうnaのヒトリグチでした。